撮り鉄 in 台湾南部 ④
4日目もGoogle マップで探し当てた撮影地へ。
背景に見えるユーロピアンな建物は「臺灣 Holocaust 和平紀念館」で、写真だと見切れているが右側にもう一回り大きいカトリック教会の聖堂が見える。
台湾ではここだけでなく、結構地方へ行っても立派な造りの教会を見かけることが多いように思う。
~余談~
ここは大通りの踏切脇のちょっとした橋の上で撮るんだが、どうも蟻が大量発生していたらしく、気付かないうちにカメラバッグが可動式蟻の巣と化していた。損害は乾燥剤一袋。見事に食い破られてしまった。近くの便利商店ではたき落とすも、定期的に蟻の死骸が出現するホラーバッグになってしまった。
害虫駆除の工作を終え鈍行に揺られていると、普快車にSPK32700が入っているとの情報が飛び込んできた。
もう一年くらいまともに普快車の運用に入っていなかったように思う。これを逃す手はない。
自強號で金崙へ急ぎ、3672次に乗り継ぐ。
南廻線はトンネルの数が非常に多く、またその長さも大変なものだ。窓が開け放してあるこの列車がトンネルに入ると、すべての音は機関車の発する轟音にかき消される。それだけに、列車が駅に到着したときの、非冷房手動扉客車特有の静けさはより際立つものだ。
まあ涼しい部屋で書いているからこんなことも言えるが、実際乗っていると蒸し暑くてたまらない。旧型客車は家で写真を眺めるのが一番だ。
1時間半ちょいで少々遅れて到了。
ちなみに乗客は20人程度で全員SPK32700に乗っていた。
その後は無座自強號で高雄へ戻り、六合夜市へ。
いかにも観光向けという風情なので、おすすめ度では瑞豐夜市のが勝つ。
しかしこじんまりしていて回りやすくはある。
5日目に日本へ帰国した。
次のご出国まで、しばしの待機である。